髪の構造から理解する
美しい髪をつくるメカニズム
髪質改善は、まず“髪の構造”を知ることから始まります。髪は表層の「
キューティクル」、内部の大部分を占める「コルテックス」、中心部の「メデュラ」の3層から成っています。髪を構成するそれぞれの部分の状態を見極めて把握することで、必要な成分を選択し、補修・修復へとアプローチを行います。髪の状態は遺伝のほか、毎日の洗髪やホルモン、エイジングでも変化します。
キューティクルが閉じていて
滑らかな表面
髪の表面を鱗状に覆う「キューティクル」は、髪の最も外側にあるので、ダメージが顕著に現れます。
ダメージのない健康毛のキューティクルはしっかりと閉じていて艶やかなのに対し、ダメージを受けた髪のキューティクルは開いてしまい、滑らかさと艶を失い、ごわつきが目立つようになってしまいます。
健康な髪のキューティクル
ダメージを受けた髪のキューティクル
内部に栄養が満ちていて
芯がある状態
ダメージを受けた髪は、キューティクルが開くのと連動して、内部から栄養素が漏れ出てしまいます。栄養素が漏れ出た部分が空洞化してしまってスカスカになるため
、ハリやコシを失って芯の感じられない髪が出来上がってしまいます。
内部にしっかり栄養を留めていることが、美しい髪に繋がります。
ダメージを受けた髪内部の様子
健康髪
内部にしっかりと
栄養素が詰まっている状態
ダメージ
キューティクルが開き、
中から栄養素が漏れ出す。
ダメージ毛
漏れ出た部分が空洞化して、
弱いダメージ毛が完成する。
しなやかさが備わっており
バウンドする
理想的なしなやかさが備わっている髪は、表層の「キューティクル」が柔らかく、内
部の「コルテックス」に弾力があるのが特徴です。
ダメージを受けると外側がカチカチになり、内部は脆くなり弾力が失われてしまうので、2層を理想の状態に近づけることが大切です。
しなやか髪の2大要素
表層の柔らかさ
髪の表層の細胞は、本来繊維がスパイラル状になっており、柔軟性があります。ダメージにより硬くなってしまいます。
内部の弾力
中央に近い部分は繊維が並行に並んでおり、弾力性に優れています。ダメージにより繊維が偏ることで、弾力が失われることがります。
うねりがなく
真っ直ぐに降りる
髪にクセやうねりがあるとお悩みの方は多く、ダメージやエイジングなど様々な原因から、髪の内部の結合がずれてしまっていることが要因です。
髪の内部は様々な結合でできており、これを正常な状態へと整えてあげることで、ストンとまっすぐに落ちるストレートヘアが叶います。
クセ・うねりの結合状態
クセ毛
ボタンを掛け違えたように歪んだ結合をして
しまうと、うねり気が誕生する。
直毛
ずれなく正常に結合することで、真っ直ぐなストレート毛となる。
最新サイエンスで叶える
美しい髪へのアプローチ
Oristグループのスタッフは髪の構造を理解した上で、適切なアプローチを行います。メカニズムを理解しているため、同じステップを踏むにも、より効果を実感できる適切なアプローチを行うことができます。
4つのステップで表面、内部、中心部に栄養を届け、理想の状態を目指します。
どのステップも必要なものですが、髪の状態に合わせて、薬剤のブレンドを変えて施術します。
シルク級の美しい髪へ導く4STEP
表層の硬化物質を
洗い流す
髪が硬くなる要因であるカルシウムを髪の表層から除去し、髪をニュートラルな状態にします。
キューティクルを
やさしく開く
キューティクルをやさしく解して柔らかくして、栄養素を内側へ入れやすいコンディションをつくります。
もろくなった内部に
栄養を与える
栄養を与えて、もろくなった内部をしっかりと満たすことで、弾力のある髪質へと導きます。
キューティクルを閉じ
表面をコートする
内部の栄養素が漏れ出さないようにキューティクルを閉じて、開きづらいよう表面をコーティングします。
- METHOD 01 APPROACH
- PROGRAM 02 PROGRAM
- METHOD 03 COUNSELING
- METHOD 04 CYCLE